民進党の笠浩史衆院議員(52=神奈川9区)、後藤祐一衆院議員(48=神奈川16区)は15日、党本部で大島敦幹事長に会い、離党届を提出した。

 両氏とも、さきに離党した細野豪志衆院議員が率いた「自誓会」のメンバーで、今後は細野氏と連携する意向だ。

 細野氏は、小池百合子都知事の側近、若狭勝衆院議員とともに、新党の年内設立を目指しているが、13日に離党届を提出した鈴木義弘衆院議員と合わせて、民進党から「予備軍」が3人離党。この3人が新党の参加メンバーに加われば、国会議員5人以上という国政政党の要件を満たすことになり、年内の「小池新党」設立が現実味を帯びてきた。

 笠氏は最近まで党の国対委員長代理を務め、他党とのパイプも太く、後藤氏は国会論戦でも活躍してきた若手の論客。党は両氏の離党届の扱いについて今後扱いを協議する。最悪の場合は、受理されず除名となる恐れもある。