プロ野球広島は18日、甲子園での阪神戦に勝利し、2年連続8度目のリーグ優勝を決めた。

 37年ぶりの連覇に、広島の街ではファンがビールかけをするなど、歓喜を爆発させた。

 広島市の繁華街にある居酒屋「赤まる」は、カープファンで満席。試合が始まると、店外に設置されたテレビの前にもファンがあふれ、敵地での試合を見守った。

 9回裏、中崎投手が最後の打者を打ち取ると、ファンは抱き合ったり、バンザイをした。緒方監督の胴上げが始まると、ビールかけがスタート。同店はビールかけのために瓶ビール500本を用意。ファンは喜びを爆発させながら、美酒を味わった。

 広島市内の飲食店に勤務する平松希さん(32)はびしょ濡れになりながらも「最高です! 2年連続でビールかけができるなんて」と笑顔でビールを頭からかぶった。

 選手よりも一足早いビールかけに会社員の山崎聖之郎さん(25)は「ありがとうカープ。地元胴上げはできなかったけど、次は日本一!」と興奮気味に話した。