「このハゲ~!」などの元秘書への暴言や、暴行を「週刊新潮」に報じられ、自民党を離党した豊田真由子衆院議員(42)が18日、埼玉県新座市内で会見し、「お騒がせして、大変申し訳ありません」と、謝罪した。今回の一連の問題に関しては「私が100%悪い」とも、述べた。

 豊田氏が公の場に姿をみせるのは、今年6月に問題が報じられてから初めて。

 豊田氏は「(週刊新潮で報じられた暴言の数々の)音声を聞く度に、ぼうぜんとする。どうしてこんなことを言ったのか。本当にどうかしていたと思う」と釈明。16年、連れ添っているという夫から「あんな声を聞いたことがない」と言われたと主張し、「夫がそういうくらい、普段はああいうことは言わない」と述べた。

 暴行の事実関係に関しては「刑事事件の関係は、現在捜査中」として、具体的な言及はしなかった。

 会見に先立ち、後援会関係者を集めた会合を行い、後援者にも謝罪した。次期衆院選への出馬に関しては「私1人で決められることではない」とした上で、「(後援者に)もう1度頑張れという言葉もいただいた」と述べ、10月22日投開票が濃厚な次期衆院選への出馬に意欲を示した。

 「今も薬を飲んでいる」という豊田氏は、会見で何度も涙ぐみ、水を飲みながら対応した。入院中に体重が減ったことを受け、「みすぼらしく見える」とプロのアドバイスを受けて、特徴的だった眉のカーブを変えたことも明かした。