通販サイト大手「楽天市場」は21日、都内で「ハロウィン寝相アート 共同開発新商品発表会」を行った。生後5カ月から1歳半の子どもとその母親7組が参加し、寝相アートの撮影ノウハウを学ぶ勉強会を開いた。

 寝相アートとは、寝ている子どもの衣装や背景をデコレーションして撮影した写真のこと。若い母親の間で人気があり、写真共有SNS、インスタグラムには月3000~5000件の投稿がある。今回、楽天市場で子育て中の母親に向けた実用的な情報やクーポンなどを提供している「ママ割」チームと、人気ベビーギフト店「リシュマム」がコラボして、ハロウィーンに家庭で楽しめる商品を開発した。

 ママ割チームの丸山真美子さんは「ハロウィーンは大人、子ども問わず大人気ですが、ベビーやその母親がお家で手軽に楽しめて、なおかつ記録に残る方法として、寝相アートを考えました」。子どもを持つ母親のみで結成されたママ割チームだからこその発想で、写真映えする寝相ガーゼケットセットを開発した。

 群馬県在住で3人の子を持つ女性(34)は、7カ月の次男綜士(そうし)君を連れて勉強会に参加した。「何かの節目だけでなく、日常の楽しい瞬間をたくさん撮っています。これを参考にして、ハロウィーンもお家で楽しみたいです」と笑顔。現在は育児休暇中で、夫(41)とともに綜士君の写真などを頻繁に撮っており、2日に1回はブログにアップしているという。

 年間3000枚以上赤ちゃんの写真を撮っているというプロカメラマン日高涼子さん(39)は、笑顔やカメラ目線の写真だけでなく、“今だけの瞬間”を見つけてあげるのが大切だという。「子どもは泣いていても、何をしていてもかわいいですよね。季節ごとに変わる子どもの表情を残すためにも、ハロウィーンも成長の過程として寝相アートを楽しんでもらえたら」と話した。

 楽天市場では「ハロウィン特集2017」と題して、赤ちゃんの商品はもちろん、大人向けの仮装グッズやスイーツなどを取りそろえている。