公式戦29連勝の新記録を樹立した将棋の最年少プロ、藤井聡太四段(15)が6日、大阪市の関西将棋会館で指された朝日杯将棋オープン戦1次予選で宮本広志五段(31)を破り、2次予選に進出した。公式戦通算43勝目(6敗)。プロ2年目の初対局を白星で飾った。

 中盤からリードを広げ、白星を手に入れた藤井は「細かいミスはありましたが、最後までリードを保つことができた」と勝因を語った。宮本は「序盤から悪くなり、押し切られてしまった」と振り返った。

 プロ2年目の白星発進に藤井は「1局1局の積み重ねですので、(2年目の初対局に)特別な気持ちはなかったです。2年目は1年目よりも、もっと強くなりたい」と飛躍を誓った。

 朝日杯は持ち時間は各40分の早指し戦。1次予選、2次予選、本戦とすべてトーナメントで優勝を争う。