東京都の小池百合子知事は2日の定例会見で、先月22日の衆院選が終わった後、都知事としての公務が再び“激増”している理由を問われ、「これがむしろ普通だ。違和感はありません」と述べた。

 小池氏は、衆院選の選挙期間中に“激減”していた公務の体制を、リセット。先月28日、都内で行われた東京五輪1000日前イベント出席を皮切りに、今週は公務がかなり立て込んでいる状態だった。2日も午前中から夜まで細かく予定が組み込まれ、3日からの連休中も都内を奔走する。

 記者に「都政まい進の現れか」と問われた小池氏は、「知事就任以降、私のスケジュールを見ている方は、これが普通と思われるのではないか。私は国会議員時代から、土日の方が忙しい生活を四半世紀、過ごしてきている」と、涼しい表情で強調。「知事として活動できるうちは、しっかり対応したい。要望はこの(公務数の)10倍くらいきているが、身はひとつなので、副知事や局長、担当者に任せている行事もある。すべては参加できないが、都民と触れ合うことは都知事として当然だ」と述べた。