年末の風物詩、「現代用語の基礎知識選 2017ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、都内で発表され、「インスタ映え」と「忖度(そんたく)」の2つが年間大賞に選ばれた。年間大賞に複数、選ばれたのは「爆買い」と「トリプルスリー」が選ばれた15年以来2年ぶり。

 また、お笑い芸人ブルゾンちえみ(27)のネタ「35億」がベストテンに入った。ベストテンは、以下の通り。

 インスタ映え(年間大賞)

 35億

 Jアラート

 睡眠負債

 忖度(そんたく=年間大賞)

 ひふみん

 フェイクニュース

 プレミアムフライデー

 魔の2回生

 ○○ファースト

 また選考委員特別賞には、陸上短距離の桐生祥秀(21=東洋大)が、9月9日の日本学生対抗選手権で、日本人初の100メート9秒台をマークした「9・98」、将棋の藤井聡太四段(15)が樹立した、公式戦の連勝記録「29連勝」が選ばれた。

 一方で、候補30語にノミネートされていた、豊田真由子元衆院議員(43)が元政策秘書の男性に浴びせた罵詈(ばり)雑言の「ちーがーうーだーろー!」は、同氏の衆院選に続く“落選”。NHK大河ドラマ「西郷どん」の放送回数が50話から47話に減らされたことなど、社会的に取り組みが進んでいる「働き方改革」もベストテンには入らなかった。

 また、監督降板騒動がニュースとして報じられるなど話題となった人気アニメ「けものフレンズ」、パソコンとスマートフォンで人気のオンラインゲームでアニメ、舞台化もされた「刀剣乱舞」、指で回す人気のおもちゃ「ハンドスピナー」もベストテンからは漏れた。