自民党総裁の安倍晋三首相は5日、党本部の新年仕事始めであいさつし、「(昨年)無事に総選挙を終え、さわやかに新年を迎えることができた」と述べた。「時代に対応した国の姿、理想の形を考え、議論していくのは歴史的な使命だ」と、持論の憲法改正に向けた議論にも強い意欲を示した。

 今秋、3選がかかる党総裁選の話題には触れなかったが、「安倍さんの後は安倍さん」と、3選支持を公言してきた二階俊博幹事長が援護射撃。「今ぐらい自民党の中が平和で一直線を向いていることは、過去の経験でもない。以前は派閥があり、山っ気なこともあったが、今は党や安倍総裁のためにやるという気持ちを、みなぎらせていただいている」と述べた。