将棋の最年少プロ、藤井聡太四段(15)が6日、大阪市の関西将棋会館で指された第59期王位戦予選ブロック準決勝で大橋貴洸(たかひろ)四段(25)に104手で敗れた。

 18年最初の対局は黒星発進となった。公式戦通算は55勝11敗。藤井は「序盤に失敗してしまった。完敗です」。同期の大橋には昨年11月に続いての黒星。プロ入り後、同じ棋士に連敗したのは初めて。対戦成績は2勝2敗。勝利していれば、22日の予選ブロック決勝で憧れの谷川浩司九段と対戦する予定だった。「もっと力をつけたい」と新年の抱負を語った。