将棋の史上最年少プロ、藤井聡太四段(15)がベスト4入りを目指す、第11期朝日杯オープン戦準々決勝、佐藤天彦名人(29)戦が14日午後2時から名古屋市東区「東桜会館」で始まった。先手の藤井が時の名人と対局するのは初めて。

 午前10時からの1回戦では澤田真吾六段(26)に後手ながら攻めがさえ渡り、54手で快勝した。午後からの対局に備えて、昼食では地元の「名古屋やぶそば」から出前してもらった「静岡牧之原産自然薯(じねんじょ)とろろそば」と「遠州一黒軍鶏(しゃも)の鶏天丼」をガッツリとチャージした。

 対する佐藤名人は、午前10時から同所で永瀬拓矢七段(25)を156手もの熱戦の末に下した。こちらは同店からの出前で「遠州夢咲牛のしぐれご飯」を注文した。

 持ち時間は各40分の早指し戦で、夕方には決着の見込み。勝者は、13日に同じ場所でベスト4進出を決めた羽生善治竜王と準決勝で対戦する。