東京都の小池百合子知事は19日の会見で、来月開会の平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)に北朝鮮が参加することについて「平昌大会というより、『平壌(ピョンヤン)大会』になりつつある」と指摘、韓国と北朝鮮の政治的思惑による“接近”を、強くけん制した。

 「五輪は基本的に、平和の祭典であるべき」とした上で「最近の報道や南北会議を見ると、北朝鮮のペース。北朝鮮の攻勢はかなり巧みで強い」と指摘。「(五輪期間中に)ミサイル、核開発が棚上げされ、時間稼ぎされては困ると皆が思っている。中途半端な形で五輪で手を結び、この間に(北朝鮮が)核開発を進めるようなことがないよう、圧力はかけ続けなければならない」と、くぎを刺した。