東京都の小池百合子知事が、来月9日開幕の平昌(ピョンチャン)パラリンピックの視察を、検討していることが21日、分かった。この日、開会した都議会第1定例会と期間が重なるため、議会に支障がない日程で調整する。小池氏は取材に「まだ決めていない」とした上で、「東京大会はパラリンピックに力を入れたい。どんな方法で運営を行っているかは、いずれの大会でも参考にすべきと思う」と述べた。各会派も議会の日程に影響しなければ原則、視察を容認する方針だ。

 一方、小池氏は施政方針表明で、オリパラの準備加速や豊洲市場移転後の築地再開発などに言及。一部会派からは小池氏の姿勢に異論も出され、来月からの質疑では追及必至だ。