平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)カーリング女子日本代表「LS北見」が「そだねー」と会話する様子が、注目されている。熊本県警が「安全運転大事だよね そだねー」と標語に取り入れ、有吉弘行や香取慎吾も「そだねー」とツイート。北海道出身の加藤浩次は番組で「流行語大賞になる可能性はありますよ」と話し、北海道生まれのご当地キャラまりもっこりも「こりゃ~今年の流行語に『そだねー』おしていくしかないな」と、つぶやいている。

 金田一秀穂杏林大教授(言語学)は「『そだねー』は、相手の言うことをちゃんと聞いているよという合図。他国はリーダーのスキップが決めて指示しているように見えるのに対し、“そだねージャパン”はみんなが意見を言い合って、『そだねー』と決める。成功も失敗もみんなで分かち合って、とても日本的な集団だと思います」と話す。

 試合中、笑顔を見せずポーカーフェースで指示する韓国の「メガネ先輩」金ウンジョンに対し、藤沢五月は「○○でいいかい?」と北海道弁で聞き、「そだねー」「うん、いいよー」と声が続く。否定し合うことがなく、聞いていて心地いいやりとりだ。金田一教授は「あからさまに否定をしない。日本文化の特性です」と、「そだねー」が愛される理由を話している。【中嶋文明】