プリンスホテルは27日、東京都江東区の潮見地区で新規ホテルの運営を受託したと発表した。

 開業は、2020年夏の予定。地上11階、客室605室、敷地面積約1万400平方メートル、延床面積約3万3450平方メートルで、約400席のレストランも含まれる。客室数は、新宿プリンスホテル(571室)とほぼ同じ。今年7月に着工する。名称は現在、検討中。

 同地区の最寄り駅となるJR京葉線の潮見駅は、東京駅と舞浜駅のほぼ中間にある。東京ディズニーリゾートなど、周辺レジャー施設の利用者による宿泊が見込まれる。東京国際フォーラム、東京ビッグサイト、幕張メッセといった大型イベント施設が沿線にあるため、ビジネス利用も考えられる。

 プリンスホテルは今月22日、東京・恵比寿の国家公務員宿舎跡地に宿泊特化型の新ブランド「プリンス スマート イン」を初出店すると、発表したばかり。潮見地区と同じ2020年開業を予定している。

 「今回は、湾岸の宿泊施設としての魅力をアピールして、新たな国内外の需要を取り込みたい」と同ホテル広報部では話している。