財務省理財局に所属する職員が今年1月29日、都内の自宅で自殺していたことが16日、明らかになった。

 参院予算委員会で、上司に当たる太田充理財局長に、民進党の杉尾秀哉氏が質問し、太田氏は「本当に悲しい話」と認めた。

 ただ、太田氏はこの職員について、「国有財産の仕事をしていた」とした上で、森友学園をめぐる文書改ざんとの関連については、「森友の事案とは関係なく、書き換え(問題)にも関係ない」と強調した。

 この職員をめぐっては、森友問題に関する国会答弁に携わっていたのではないかという臆測が、一部で流れていた。また、局内では「病死」として発表されていたという

 森友問題をめぐっては今月7日、近畿理財局で森友案件に携わっていた職員が、上からの指示で「書き換えをさせられた」とする遺書を残し、自殺している。