愛知県瀬戸市在住の将棋の最年少プロ、藤井聡太六段(15)に「瀬戸市民栄誉賞」が贈られることが決まった。同市が23日発表した。同賞は今年新設され、藤井は受賞第1号となる。

 同市は藤井が公式戦29連勝の新記録を達成した際、広報大使などの打診も検討したが、中学生であるため見送っていた。今春から高校に進学するため、同賞を贈ることを決めた。最年少15歳6カ月での棋戦優勝など、16年10月に14歳2カ月でプロ入りして以来の活躍を表彰理由としている。表彰式は今月、瀬戸市役所で実施する。伊藤保徳市長は「目覚ましい活躍で市民に希望と活力を与えている。長い将棋人生が続くと思うが、体には十分に気を付けて頑張ってほしい」との談話を出した。