“サラリーマンの聖地”東京・新橋のSL広場が騒然となった。11日午後4時20分ごろ、東京都港区の新橋駅前で、人が倒れていると東京消防庁などに通報があった。消防が手当てをしているが、いずれも意識はあり軽症という。警視庁愛宕署や消防が詳しい状況を調べている。

 消防庁によると、横浜市から遠足で来ていた女子高生7人が手足のしびれや過呼吸の症状を訴えていた。体調の問題で事件性などはないという。現場には消防車や救急車など13台が出動し、一時、ついたてで生徒らを囲むなど物々しい雰囲気となった。

 女子高生らは、横浜市内の高校の生徒で約300人と都内を遠足で訪れ、自由時間後、新橋駅前で午後3時半に集合予定だった。そのうちの数人が集合に遅れ「みんなに申し訳ない」と謝罪後、手足のしびれなどを訴えた。消防庁によると、教師の話として「7人には、待っていた生徒も含まれ、同情して症状が出たようだ」としている。

 近くで見ていた女性(48)は「女の子が倒れていて、他の生徒が近くの飲食店で氷などをもらい、『大丈夫か』と声をかけなら手当てしていた。過呼吸のような女の子もいた」と話した。