【ロンドン=鈴木雅子通信員】英王室は18日、19日にヘンリー王子(33)と挙式する米女優メーガン・マークル(36)が、王子の父、チャールズ皇太子(69)とともにバージンロードを歩くと発表した。マークルの父トーマスさんが、「やらせ取材」や健康問題が原因で式を欠席することになり、マークルが皇太子に「花嫁の父」の代理を直談判。皇太子は「こんな形であなたを王室に迎えられるのは、光栄だ」と快諾した。

 ロイヤルウエディングでは極めて異例な対応だが、マークルの親族をめぐるドタバタが式直前まで続いたことも含めて「歴史に残る」結婚式になりそうだ。

 式は、ロンドン郊外ウィンザー城のセントジョージ教会で、正午(日本時間同日午後8時)に始まる。2人は18日、マークルの肉親で唯一、出席する母ドリアさんを伴い、エリザベス女王と面会。夜は別々に過ごした。城周辺は厳重な警戒態勢が敷かれ、王室が払う警備費用だけで約3000万ポンド(約45億円)だ。