東日本のトップを切って、静岡県内の興津川、狩野川で20日、アユ釣りが解禁となった。静岡市内にある興津川では、待ちかねていたファン約1000人が思い思いの場所でサオを出していた。中には、朝5時の開始から3時間足らずで20匹釣り上げた人もいた。地元の釣り人は、「解禁当初は12~13センチと小ぶりでも、数は申し分なし。だんだん暑くなればもっと期待できる」と話した。

 一方、伊豆半島を流れる狩野川では朝10時の段階で500人を超えるファンが訪れた。最多で76匹(狩野川漁協発表)を釣り上げた人も。「天然そ上が2月から確認されるなど、今年の状況はいいと思っていた。前評判通りの釣果だった。水量も多く、今後良型が期待できる」と、同漁協では声を弾ませていた。