羽生善治棋聖・竜王(47)がタイトル獲得通算100期を達成するか、豊島将之八段(28)の初タイトル獲得なるか? 

 将棋の第89期ヒューリック杯棋聖戦5番勝負第5局が17日午前9時から、東京都千代田区「都市センターホテル」で始まった。1勝1敗の後、豊島が第3局を制して王手。第4局はかど番の羽生がしのいで逆王手をかけ、最終第5局までもつれ込んだ。

 振り駒で歩が3枚出て、先手は羽生と決まった。初手先手2六歩に対し、豊島は後手8四歩とお互いに飛車先の歩を突き出して、注目の大一番はスタートした。

 持ち時間は各4時間。決着は同日夜の見込み。