2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会は20日、五輪入場券の概要を発表した。来春販売開始予定のチケットは開閉会式が1万2000円から30万円、競技は2500円から13万円。価格は競技別に細かく設定され、人気競技ほど高額になった。

<チケットアラカルト>

 ◆2020チケット 一般販売とは別枠で「企画チケット」を2020円で販売。子ども(12歳以下)高齢者(60歳以上)障がい者を含む家族、グループ向けのものと、学校単位で購入できるものの2種類ある。

 ◆プレミアチケット 人気の高い競技を中心に富裕層向けに飲食サービスなど付加価値をつけた「ホスピタリティプログラム」を実施。ロンドン大会の4500ポンド(約66万円)に近い最高額になる見通し。

 ◆車いすチケット 車いす席の入場券については、別途発表される予定。

 ◆キャンペーン 当面、購入には公式サイトから「TOKYO 2020 ID」への登録が必要となるが、現在ID登録キャンペーンを実施中(来年3月末まで)。大会事前視察ツアーやライセンス商品などがあたる。