TOKIO長瀬智也(39)が31日、兵庫県公館で行われた2020年東京五輪(オリンピック)とパラリンピックの旗を全国へ巡回展示する「フラッグツアー」の歓迎イベントに出席し、2年後に控えるスポーツの祭典に「サッカーワールドカップ(W杯)で日本選手がくれた勇気、希望、それ以上盛り上がりをくれると確信しています」と話した。

 長瀬は、パラリンピックフラッグのスペシャルアンバサダーとして、シークレット登壇。約500人から大歓声を浴び、小池百合子東京都知事らと旗を持って姿を見せた。

 地元の神戸市内の高校生による中国獅子舞で始まったセレモニー。長瀬は「待ちに待ったオリンピックが2年後に迫ってきました」と、あいさつして、トークを始めた。

 シンクロナイズド日本代表としてリオ五輪チームで銅メダルを獲得した中村麻衣さん、パラリンピック陸上に過去7大会出場している永尾嘉章さんとのトークコーナーにも登場。長瀬は中村さんに「普通に踊るだけで難しいのに、それも水の中でやる。振り(の練習)はやっぱり陸上でするんですよね?」と、天然系の質問も浴びせ、中村さんが苦笑する場面もあった。

 永尾さんには「7大会って30年ぐらい…ですか」と言い、感心しきり。五輪については「いつもオリンピックを見ていると、選手の顔にいろんな人生を感じて、泣いてしまう。どこにいても応援はきっと届くと思う。そういう気持ちで僕も参加したいし、少しでも盛り上げる力になれればと思います」と約束した。

 長瀬の話に満面笑みで手をたたきながら聞き入っていた小池東京都知事は、地元の兵庫出身で、かつては同県内から選挙戦へ出馬し戦っていた。「(地元へ)戻って参りました」と手を振り「みんなのオリンピックです。東京だけのものではありません。1964年以来のオリンピック、一緒に盛り上げましょう」と呼びかけていた。