安倍晋三首相は11日、山口県山口市で行われた自民党山口県連の会合に出席した。その際、昭恵夫人も同行した。

 昭恵夫人が公の場に姿をみせるのは、久しぶりだ。県連関係者の女性から花束を手渡される際、「お帰りなさい」と話しかけられると、笑顔で応じた。

 昭恵夫人をめぐっては、森友学園に対する国有地売却問題をめぐり、学園側が開校を予定した小学校の名誉校長に一時、就任するなど、学園側との交流が取りざたされた。財務省の決裁文書書き換え問題では、文書から夫人の名前が削除されるなどしたため、野党は疑念が深まったとして、夫人の国会での証人喚問を求めている。