将棋の第44期棋王戦挑戦者決定トーナメント(T)、藤井聡太七段(16)対菅井竜也王位(26)戦が3日、関西将棋会館で行われた。藤井は現在、8連勝中。通算成績は89勝15敗。

振り駒の結果、菅井が先手に決まった。午前10時、お互いに深々と一礼し、菅井が5六歩、藤井はいつものようにお茶を口にしてから飛車先の歩を突いた。

両者の対戦は2度目。昨年8月、王将戦予選で藤井が完敗した。約1年1カ月ぶりの再戦でリベンジを誓う。

菅井は昨年8月、第58期王位戦で羽生善治王位(当時)を破り、初タイトルを獲得した。現在、第59期王位戦7番勝負では挑戦者の豊島将之棋聖(28)との対戦成績を3勝2敗とし、初防衛まであと1勝としている。

棋王のタイトルは渡辺明棋王が12年度から6連覇中。予選トーナメントを勝ち抜いた8人が、シード者と挑戦者決定Tを戦う。

持ち時間は各4時間。夜には決着する見込み。