6日午前3時8分ごろ北海道で、震度6強の地震があった。道警などによると、厚真町や安平町では土砂崩れや家屋倒壊などの大規模な被害が出ている。厚真町では約20人が安否不明となっている。道内すべての火力発電所が停止し、全域で295万戸が停電した。

深夜帯にも揺れが続き、朝になっても札幌中心部はライフラインは復旧せず。一部では水道局のスタッフが来て下水管を開け、市民に生活用水を提供した。生活品の販売提供を続けた町中のコンビニエンスストアは、食料品や飲料が早々と売り切れになっている。開店時間が遅いスーパーなどには、食料品などを求めて100メートル以上の行列もできている。

一部地域では通話が途切れるなど、通信状態も不安定になっている。ホテルでは主に外国人観光客とみられる人々が、ロビーにあふれる状況もあった。テレビなども見られず、現地では状況把握や情報の入手に時間がかかる状態が続いている。