将棋の藤井聡太七段(16)が第4期叡王戦の本戦トーナメントに進出した。17日、段位別予選七段戦の準決勝、決勝が東京・千駄ケ谷の「将棋会館」で行われ、藤井は準決勝で小林裕士七段(41)を、決勝で千葉幸生七段(39)戦をそれぞれ下し、1日2勝。2期連続で本戦入りし、タイトル獲得へ前進した藤井七段は「うれしく思う。上を目指して頑張りたい」と話した。

叡王戦は前期からタイトル戦に昇格。本戦トーナメントは、段位別予選を突破した16人(九段4人、八~六段各3人、五段2人、四段1人)と、前期4強やタイトル保持者ら8人のシード棋士の計24人で争われ、高見泰地叡王(25)への挑戦権獲得を目指す。

藤井は昨年の予選時はまだ四段。新人ながら勝ち抜いて本戦進出を果たしたが、深浦康市九段に逆転を許し、初戦で敗退している。