日本の台所と呼ばれた築地市場(東京都中央区)が83年の歴史に幕を閉じて、一夜明けた7日、大規模な豊洲新市場(江東区)への引っ越し作業が始まった。まだ月明かりが見える午前5時、ターレ(電動運搬車)が一斉に築地市場から出発。築地大橋など、まだ一般車両に解放されていない環状2号線約2キロを約10分かけて通行し、豊洲市場に到着した。豊洲に到着するターレから報道陣に笑顔で手を振る姿も見られた。

ターレが1列に何台も連なって大移動する様子は、壮観。同7時からはフォークリフトが移動した。ターレは全部で約2100台、フォークリフトは約500台。豊洲市場が開場する11日までに、引っ越しを完了させる。