「柿の種」で知られる亀田製菓が10日、柿ピーを粉々にしてふりかけにしてしまう専用マシン「FURIKAKIX(フリカキックス)」を発売した。

柿ピーを砕いて料理に使うマニアックなファンはこれまでもいたが、ちょうどいい大きさに砕くのは難しく、粗いと歯茎に刺さって痛く、細かいと風味が失われたという。同社では3年ほど前からマシン化を構想し、1年かけて製品化した。

フリカキックスは袋入りの柿ピー1、2袋(33~66グラム)を入れて手でガルガリ回すだけ。おにぎり、チャーハン、お茶漬け、フライ物など、さまざまな料理に応用できる。

佐藤勇社長は「形、色つや、食感にこだわってきたのに、これを壊すのは自虐的ですが、粉々にして世界に広げたい」。レシピ付きで1800円(税別)。アマゾンや全国のロフトで販売する。「ハッピーターン」でも知られる同社だけに佐藤社長は「まずは1万個売れたらハッピー」と話している。【中嶋文明】