将棋の羽生善治竜王(48)が、前人未到のタイトル通算100期へ好発進した。

第31期竜王戦7番勝負第1局2日目が12日、都内で行われ、羽生が挑戦者の広瀬章人八段(31)に先勝した。「はっきりしない局面が続いていたが、最後の最後で勝ちが見えた」と振り返った。これまで通算99期(竜王7、名人9、王位18、王座24、棋王13、王将12、棋聖16)のタイトルを獲得し、今回で先に4勝すれば通算100期。「(大記録に向けて)いいスタートが切れた」と話した。