将棋の藤井聡太七段(16)が17日、大阪市の関西将棋会館で指された第49期新人王戦決勝3番勝負の第2局でプロ棋士養成機関、奨励会の出口若武三段(23)を破り2連勝で、同棋戦の最年少記録を31年ぶりに更新する16歳2カ月で優勝した。2月に最年少で制覇した朝日杯オープン戦に続いて2回目の優勝となった。

以下は主な一問一答

-優勝の心境を

藤井 (新人王戦は)今年が最後のチャンスだったので、優勝というかたちで卒業できてうれしく思います。

-勝利を意識したのは

藤井 想定したこともない形もあった。そこからは一手、一手とつないでいった。

-マスクをつけていたが、体調は

藤井 先週末にかぜをひいてしまいまして…。ただいまはほとんど治ってきています。対局に影響はなかったです。

-おやつのショートケーキ「モンブラン」には手をつけなかった

藤井 もうその時点で局面が切迫していた。盤上以外にはなかなか…。

-新人王戦は羽生さんなど獲得した若手の登竜門。新人王のタイトルを手に入れた気持ちは

藤井 これを機にますます活躍をできるように頑張っていきたい。

-新人王戦は8大タイトル戦と同じように番勝負。それを踏まえて今後のタイトルへの思いを

藤井 今回の3番勝負では、すばらしい環境を用意していただいた。またそういう舞台に立てるように頑張りたい。

-公式戦100勝まであと6勝に迫った

藤井 気がつけばという感じです。一局一局の積み重ねで100勝というところまできたのだなと思います。これからも目の前の一局に全力を尽くして戦っていきたい。