東京都の小池百合子知事は9日の会見で、2020年東京オリンピック(五輪)・パラリンピックをめぐり、国会で迷走答弁を繰り返している桜田義孝五輪相の言動について問われ、「お人柄は素朴でまじめ」とした上で、「最初は大丈夫かという印象があったと思うが、私は『頑張ってください』と申し上げようと思う」と述べ、エールを送った。

桜田氏とは、国会議員時代、旧衆院議員会館内にあった事務所が近所だったこともあり、親しい関係にあった。小池氏は「お人柄について、何も(批判を)言う方はおられないと思う」と桜田氏の人柄に触れた一方で、「急にこういう形で大臣になられた。副大臣は経験しているが、大臣は重圧度が(副大臣とは)全く違うものがあると思う」と指摘。今回、当選7回で初入閣となった桜田氏が、大臣就任で重圧を感じているのではないかとの認識を示した。