シリアで2015年6月に拘束され、3年4カ月ぶりに解放されたフリージャーナリスト安田純平氏(44)が9日、都内の日本外国特派員協会で会見した。

日本記者クラブでの2日の会見での謝罪について、外国メディアから「ジャーナリストがやるべきことをやった。謝罪すべきでない」と指摘された安田氏は「ジャーナリストの仕事が政府にコントロールされるものではないということは全面的に賛成する」とした。一方で、「行動にミスがあったのは事実。批判をいただき、今後にいかすために謝罪している」と説明した。

帰国途中の飛行機内でのテレビでの取材に「望まない解放のされ方」とした発言が誤解され、ネット上などで批判が起きたことについては「身代金が払われていなかったとしても、解放されたのを見れば、払われたかのように受け取る人もいる。それは私だけでなく、身代金は絶対支払わないという日本の立場にとってもよくないと思い、そういう表現をした」と説明した。