千葉県の森田健作知事は21日、シンガポール、ベトナム視察から帰国した。

ベトナムでは、外国人労働者の受け入れをめぐる法改正が国会で議論になっていることを踏まえ、ホーチミンの日本企業向け人材育成施設を訪問、独自の協力関係構築に意欲を見せた。「外国人労働者を受け入れるのは地方。国ではなく、地方としてやるべきことがある」。県では介護分野の人材確保が急務で、施設代表との会談では、奨学金制度やメンタルケアなどの整備を要請された。県で働く約5万人の外国人労働者のうち、ベトナム人が最多。森田氏は、協力関係のシステム構築へ今後対応を進める構えを示した。