年金加入者に送付されている「ねんきん定期便」の内容が、イラストを使うなどして分かりやすくリニューアルされることになり、11日、自民党が開いた厚生労働行政の効率化に関する国民起点プロジェクトチームで発表された。

従来より文字のサイズを大きくして、文字数を半減することに加え、受給開始を65歳から70歳にすると、受給額が最大42%増額されることがほとんど国民に知られていないとして、詳しく説明。来年4月の発送分から適用される。

小泉進次郎厚労部会長は「受給年齢を選べる事実が伝わっていない。知ってもらうことで、政策の展開も変わる。国民が政治に合わせるのではなく、政治が多様な国民の生き方にどう合わせるかだ」と指摘。「人生の早い段階で、こういうことを知ってもらうことが大事だ。知らせない社会保障ではなく、『知らせる社会保障』に変えていく」と述べた。