山手線30番目の駅として20年春に暫定開業する新駅の名称が「高輪ゲートウェイ」に決定した件で、名称の撤回を求める署名が1万5000人を超えたことが11日、分かった。JR東日本では「(撤回の予定は)今のところない」としているが、新駅のゲートは無事、開くのか。

JR東日本の広報部は、署名運動については「報道などで把握している」とした上で「否定的ご意見が多くあることは把握しているが、賛成の意見も多く頂いている。会社としても熟考した上での結論なので、(撤回や再検討は)考えていない」とコメント。あくまで「高輪ゲートウェイ」を粛々と周知する意向だ。一方、命名前に「高輪」採用を求めて約1万人の署名を集めた、最寄りの高輪泉岳寺前商店会の石川進会長は「決まったことなので」と、当面は静観の構えだった。