ZOZOTOWNを運営するZOZOの前澤友作社長が5日夜、「日頃の感謝を込め、僕個人から100名様に100万円【総額1億円のお年玉】を現金でプレゼントします。応募方法は、僕をフォローいただいた上、このツイートにRTするだけ。受付は1/7まで」とツイートしたところ、リツイートが6日午後11時45分過ぎに300万件を超える空前の騒動となっている。

大反響を呼んでいる前澤社長のツイートに、消費者問題に詳しい紀藤正樹弁護士は6日夕、「前澤さん、フォローとRtをお金で堂々と買う時代なんですね。僕なら、1億円出すなら、本当に困った人々への寄付か労力を含めた人助けの活動に使います」とツイッターに投稿した。

紀藤弁護士は取材に対し「商品購入との関連がなく、景品表示法には当たらない。懸賞総額も売上予定総額の1%未満で(懸賞提供制限の)2%以内をクリアしている。法の想定外の行為で、法的に問われることはないが…」としながらも「公正取引の観点からすると、射幸心をあおる。宣伝効果はとても大きく、広告に換算すれば1億円以上になるだろう。モラル的にいえば、リツイートした人にあげるというのはどうなのか」と話した。