警視庁巣鴨署は10日までに、JR山手線内で女子高生の胸や手を触ったとして、東京都迷惑防止条例違反の容疑で、東大医学部付属病院に勤務する整形外科医の相馬一仁容疑者(38)を現行犯逮捕した。

相馬容疑者は9日午前8時ころ、西日暮里~大塚間を走行中の山手線の車内で、斜め前方に立っていた女子高生を抱き寄せ、胸や手を触った疑いが持たれている。巣鴨署によると容疑を認めている。東大病院の担当者は、「報道されていることについては確認しておりますが、まだ事実関係を確認中です」と答えた。

相馬容疑者は2005年(平17)に東大医学部医学科を卒業。東大及び東大病院の公式サイトによると同病院の感覚・運動機能科診療部門に所属し、整形外科・脊椎外科で外来の診療も担当している。後縦靭帯が骨になり、脊柱管が狭くなることで神経根圧迫され、感覚障害や運動障害などの神経症状を引き起こす難病の「後縦靱帯骨化症」を研究しており、16年度には日本骨代謝学会で優秀演題賞(臨床系)を受賞している。