国民民主党の玉木雄一郎代表は12日、都内で開いた初の党大会後の会見で、「野党で割れている場合ではない。いろんな人と連携しなければ今の巨大与党にはとても勝てない」と述べ、他党との合流も含めた野党結集に意欲を示した。

これに消極的な立場の立憲民主党の枝野幸男代表に触れ、「枝野代表が決断すれば、野党は一気に大きな塊となる。政府与党には脅威だ」と迫る場面もあった。

党大会では「協力が得られる会派とは、塊になるための協議に入りたい。違いではなく何が同じかを求めたい」とも主張。「野党がバラバラなことが失望や不安のもとになっている。(今夏に)衆参同日選があるかもしれず、当然調整を加速しないといけない」と述べ、今夏の衆参ダブル選を想定した上で、調整などの対応が急務とも訴えた。

一方、厚労省の「毎月勤労統計」の不適切調査による「消えた給付金」問題を受けて、今月28日予定の通常国会召集を前倒しし、審議を始めるべきと述べた。