大阪府警は6日、大阪市東淀川区で2歳だった長女に暴行を加え、死亡させたとして傷害致死罪で18年12月に起訴された父親の職業不詳今西貴大容疑者(30)を、17年11~12月、娘を性的に虐待したり、暴行を加えたりしたとして、強制性交致傷と傷害の疑いで再逮捕した。

捜査1課によると、同容疑者は調べに「意味が分からない」「一切、心当たりがありません」などと容疑を否認している。

再逮捕容疑は、17年11月、自宅周辺で長女の左足に何らかの打撃を加え、全治3カ月の骨折を負わせ、同12月に自宅で長女に性的暴行を加え、全治1週間のけがを負わせた疑い。長女は17年12月23日に死亡。今西容疑者は18年11月27日に殺人容疑で逮捕され、同12月8日に傷害致死罪で起訴され、同26日に保釈されていたが、一貫して「全く関係ない」と容疑を否認していた。

捜査関係者によると、長女は今西容疑者が17年9月に結婚した妻の実子で、同12月に養子縁組していた。長女の遺体に性的暴行を加えた形跡があり、捜査1課は複数の医師の意見を聞き、慎重に捜査を進め、今回の再逮捕に踏み切った。