自民党の二階派に所属する田畑毅(つよし)衆院議員(46=比例東海)が、女性問題を理由に党側に離党届を提出したことが15日、関係者への取材で分かった。女性との間で、深刻なトラブルになっているとの情報もある。

田畑氏は早大卒。日本銀行勤務などを経て12年衆院選で比例東京ブロックに出馬し、初当選。14年衆院選は落選したが、16年10月、若狭勝氏が衆院東京10区補選に出馬して自動失職したのに伴い、比例東京ブロックで次点だった田畑氏が繰り上げ当選。前回17年の衆院選は愛知2区から出馬したが選挙区では落選し、東海ブロックの最後の1議席に滑り込み、比例復活で3度目の当選を果たした。

自民党の当選3回議員は、さまざまな問題行動から「魔の3回生」と呼ばれるケースがある。また二階派は、失言が問題になっている桜田義孝五輪相など、お騒がせの議員が多いことでも知られる。