漫画家の小林よしのり氏(65)が、安倍晋三首相がノーベル平和賞にトランプ米大統領を推薦したとされる問題について「トランプのご機嫌をとるのは当たり前」とつづった。

小林氏は19日、「ノーベル平和賞の推薦をする平和ボケ首相」のタイトルでブログを更新。トランプ氏が首相からノーベル平和賞に推薦されたと“暴露”した問題に触れ、「野党はこれを責めているが、日本の主権はアメリカにあるのであって、北朝鮮の核開発問題も、拉致問題も、日本の首相には何もできない。外交の裏側には軍事力が張り付いているのであって、憲法9条がある限り、米軍なしでは日本は北朝鮮と対等な外交はできない」とし「その上、全身親米ポチ、従米ポチの日本の首相だから、トランプのご機嫌をとるのは当たり前なのだ」と皮肉を込めた。

安倍首相は18日の衆院予算委員会で、この問題について「ノーベル委員会は、推薦者と非推薦者を50年は明らかにしない方針を踏まえ、コメントは控えたい」とした。その一方で「事実ではないとは言っていない」とも発言し、否定はしなかった。