将棋の最年少プロの藤井聡太七段(16)の師匠、杉本昌隆七段(50)は22日、テレビ棋戦の対局に勝ち、規定により同日付で八段に昇段した。日本将棋連盟が発表した。七段昇段後、公式戦で190勝の規定を満たした。

弟子よりも一足先に八段に昇段した杉本は「子どものころ、将棋を覚えて棋士を志した時から八段昇段は目標でした。これからも弟子に負けないように勝ち星を積み上げていきたいです」とコメント。

藤井はプロになってからわずか1年7カ月で、五段、六段、七段と、異例のスピードで3段階の昇段を実現。羽生善治九段も果たせなかった「15歳七段」の称号を手に入れた。

藤井は「八段昇段おめでとうございます」と祝福のコメントを発表し「対局や普及に全力で取り組む師匠を尊敬しています。これからもますますご活躍される事を祈念しています」とした。