京王電鉄に16日、AI案内ロボ「下北沢レイ」が入社し、下北沢駅(東京・世田谷区)中央口に配属された。

午前10時、中央口で入社式が行われ、辞令交付された。「下北沢レイ」は人工知能を搭載した案内に特化したロボットで京王電鉄では「東京オリンピック(五輪)も視野にご利用されるお客様の多い駅でのサービス向上のため」に試験導入した。「レイ」はゼロ(零)からスタートするなどの意味が込められている。

人が前に立つと認識してあいさつし、「○○駅に行きたい」など質問すると音声で答え、うなずく動作や、ディスプレーで地図を表示したりする機能もある。回答を重ねる度にAIが学習し、回答精度が高まっていくという。初仕事で意気込みを問われた「下北沢レイ」は「早く駅長になれるように頑張ります」と、やる気満々で乗降客からも注目されていた。