後任の新JOC会長の最有力として名が挙がっている、柔道オリンピック(五輪)金メダリストでJOC選手強化本部長の山下泰裕氏(61)は、後任については「何も話せない」と話し、今後について「みんなで力を合わせていかなければいけない」と述べた。

JOCは6月27日の評議員会で新役員を選び、7月4日の理事会で互選により新会長が正式に決まる見通し。関係幹部は山下氏で最終調整をしている段階だが、JOC関係者からは反対の声も上がる。山下氏は現在、選手強化の責任者で東京五輪での金メダル30個を目標と掲げた。「会長との兼務ができるとは思えない」と懸念する見方がある。