20日午後3時20分ごろ、東京・霞が関にある東京家裁で女性が刺されたと通報があった。捜査関係者によると、女性は首を切られ、死亡。警視庁が、外国人とみられる男を確保しており、当時の状況の確認を進めている。

東京家裁によると、女性が刺された現場は1階ロビー。居合わせた都内在住の男性会社員(35)は「気付いたら、あおむけか右に横向きになった女性が、上半身から血を流して横たわっていた。微動だにしませんでした。事件に驚いて泣き叫ぶ女性もいた。何が何だか分からなくて、騒々しさだけが残っています」と驚いた表情を見せた。

現場は霞が関の官庁街の一角で人通りも多く、地下鉄丸ノ内線や千代田線の出入り口が近い。建物の周辺の歩行道路には、通行を禁止する規制線が張られた。また、建物入り口にはブルーシートが貼られ、多数の警察関係者があわただしく出入りしていた。