東京都の小池百合子知事が22日の定例会見に、左手薬指に指輪をはめて現れた。

男性記者に「3月の初めごろからつけている気がする」と指摘され、指輪の意味を問われた小池氏は、「実は…と言いたいところなんですが、予算がちゃんと成立するようにと。ひとことで言うと、自分に願掛けをしている」と語り、「(予算成立までの)期間限定です」と述べ、肩すかし? の理由を明かした。

予算とは、都議会で審議中の19年度の当初予算案。小池氏は「平成最後の予算で、東京都にとって重要な予算。都民の生活を考えると、この後に効いてくるものだ」と意義を強調。「きっちりと成立させたい思い、私自身への戒めや励まし、都民の皆さんに考えを伝えたいという思いから」と述べた。

都議会では、週明けの25日に予算特別委員会で締めくくりの総括質疑が行われ、年度内成立へ向けてヤマ場を迎える。28日に閉会を予定するが、議事進行をめぐる混乱から、先月22日の開会当日の本会議が翌日未明までずれ込んだほか、今月14日の予算特別委員会も、小池氏のブレーンの招致をめぐって与野党が対立し、大荒れのバトルに発展。先が見通せない状態だ。