イチローの引退表明から一夜明けた22日、ヤフーオークションには実使用、直筆サイン入りとされたユニホームなどの高額出品が相次いだ。同日夜時点での最高額は、大リーグに挑戦した2001年(平13)のマリナーズの実使用ユニホームで、背番号の上にサインが入り、即決価格でなんと1200万円。続いたのが「祝 イチロー.20歳 51」「年間MVP(初)210本の最多安打、ベストナイン(初)」の文字とサインが入ったボールで1000万円と、4ケタ超えが2品も登場した。

マリナーズと巨人が対戦した17日のプレシーズンゲームのサインボールも出品された。ただやはり人気が高いのは、242安打で大リーグ新人最多安打記録を更新し、新人王、MVP、首位打者、盗塁王、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞などタイトルを獲得した01年のユニホームで、800万円、600万円、480万円などの即決価格が設定された。いずれも高額のため22日午後9時現在、入札はないが、ネット上では時ならぬ「イチロー祭り」が起きている。