15日にフランス・パリののノートルダム寺院で起きた火災を受け16日、旅行会社では、顧客への対応や、ツアー内容の変更などの対応に追われた。

JTB広報室では「現在、現地を観光しているお客様の安否確認と、これから行く予定のお客様からの問い合わせの対応を個別に行っています」。寺院がルートに組み込まれているツアーに関しては「代替の観光地を検討中」としている。ゴールデンウイークが10連休である今年はヨーロッパ方面を選ぶ人が例年より多く、中でもパリは人気が高いという。

一方、フリーツアーの多いHISでは、ノートルダム寺院はオプションのみ。ツアーに組み込んだ商品はなく「どう市内観光するか自由に決めるお客様が多いので、特に問い合わせなどの混乱はありません」(広報室)。パリ市内をバスの車窓から見る車窓ツアーでは、ノートルダム寺院は人気のポイント。「ルートの変更が必要かなど、パリ支店と連絡をとりながら検討している」としている。