探査機はやぶさ2が平成最後に、世界初の「人工クレーター形成」に成功した。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は25日午後、小惑星りゅうぐうの上空1・7キロに降下した、はやぶさ2から送られた映像で衝突実験によって表面に人工クレーターを誕生させたことを確認し、発表した。

「狙った位置に少なくとも直径10メートル以上の地形が変化している。大成功と言っていい」と、津田雄一プロジェクトマネジャーは成功宣言をした。はやぶさ2は5月以降に人工クレーターに着陸して地下から露出した岩石や砂を採取する令和初のミッションに挑む。