小惑星「りゅうぐう」へ向けて降下中だった探査機はやぶさ2が16日、何らかの異常を検知し、緊急上昇したことを宇宙航空研究開発機構(JAXA)が発表した。

高度20キロから10メートルまで自律降下し、りゅうぐう表面に世界で初めて形成に成功した「人工クレーター」への着陸目標となる「ターゲットマーカー」を投下する予定だった。

だが、計測機器が高度50メートルで何らかの異常を認識し、降下を停止、自律で上昇。ターゲットマーカーは投下されなかった。はやぶさ2は正常に機能しており、JAXAは原因究明を行っている。